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駅馬車

駅馬車

製作年: 1939年

製作国:アメリカ

監督: ジョン・フォード

出演者: (リンゴ・キッド) ジョン・ウェイン

      (ダラス)クレア・トレヴァー     

      (ブーン医師) トーマス・ミッチェル

      (カーリー保安官) ジョージ・バンクロフト

      (バック)  アンディ・ディバイン

      (ルーシー・マロリー) ルイーズ・プラット 

ストーリーは「ウィキ・ペディア」より

ニューメキシコ州ローズバーグ行きの駅馬車に、娼婦ダラス、アルコール中毒の医者ブーン、バージニアから来た騎兵隊大尉の妻ルーシー・マロイー、酒商人のピーコック氏が乗り合わせる。出発間際に、南部出身の賭博師ハットフィールドも乗り込む。

これに御者のバックと保安官カーリー・ウィルコック、そして町外れで乗り込んできた5万ドルを横領し、ローズバーグへ逃げるつもりの銀行家ヘンリー・ゲートウッドを加えて駅馬車はトントを発つ。

トントを出てしばらくすると、脱獄後、父と兄弟を殺された敵討ちにローズバーグに向かっていたリンゴ・キッドが乗車するが、保安官は彼を拘束する。保安官、御者共にリンゴの友達であるが保安官はリンゴがプラマー兄弟と決闘しても殺されるだけ、と思いあえて彼を逮捕すると道中御者に説明している。

リンゴーの懸賞金は500ドルで、勿論それも「いい」と保安官は言っている。ドクターブーンは、リンゴの殺された弟を治療したことがあった。

トント出発の際、ジェロニモがアパッチ族を率いて居住地を出たので、駅馬車が襲撃される危険があると、護衛の騎兵隊がつくが、最初の停車駅で次の護衛の部隊がいないため、ここから先は護衛なしで行くしかない、と言うことになる。

この停車駅で、前進してローズバーグを目指すか、引き返すかの投票をしてローズバーグに向かうことに決定、夕刻、次の停車駅アパッチウェルズに到着。ここで、ルーシー・マロイーが卒倒し、その後ドクターブーンとダラスの助けで女児を出産。

リンゴは道中親しくなったダラスにプロポーズし、一緒にメキシコに住もう、と言うがダラスは答えることを拒否する。リンゴは、ダラスに励まされて、敵討ちを諦めメキシコに逃げることにするが、丘の上の宣戦布告の、のろしを見て諦める。

急遽出発した駅馬車だが、渡し場に到着した時、渡し舟を含め渡し場全体が焼討ちにあっていることに気付く。仕方なく駅馬車をそのまま浮かして川を渡りきるが、このときインディアンの襲撃がなかったので川を渡った後は皆(渡し場でインディアンの鏡の信号を見たと思われるハットフィールドを除く)安心しているが、ドクターブーンが祝杯を挙げようとしたその瞬間、ピーコック氏の胸に弓矢が突き刺さる。

この瞬間から、最も有名なアパッチ襲撃のシーンで、リンゴが駅馬車の屋根の上から戦う。御者が腕を打たれ、リンゴが先頭馬まで飛び移り手綱を引く。弾薬が底をつき、ハットフィールドが最後の一発でルーシーを死なせようとした瞬間、撃たれる。

その直後、騎兵隊のラッパが聞こえ、駅馬車は一人の犠牲と二人の負傷者と共にローズバーグに到着する。ローズバーグにはルーク・プラマーをはじめプラマー三兄弟が揃っている。リンゴの到着を知らされ3人は決闘へ。

一瞬の銃撃戦の末、リンゴがダラスの元に帰ってくる。保安官とブーンが馬車でそこに到着し、リンゴはカーリー(保安官)にダラスを牧場まで送るように頼む。保安官はダラスも馬車に乗せてリンゴを送っていくことにする。

そして、保安官とブーンは馬車から降りると、馬に石を投げて、「彼らを文明から逃がす。」保安官はドク(ブーン)に「一杯おごるよ」と、ドクは「一杯だけな」と答え、荒野へ去って行くダラスとリンゴの馬車の後姿で映画は終わる。

Ekibasya

☆☆☆ 観おわってから ☆☆☆

「駅馬車」は西部劇のバイブルと言われ、アメリカ映画史に燦然と今も輝く金字塔とのことだ。それくらいの事は知っていたが、映画を観るのは今回が初めて。たまたまDVD店に置いてあったのを借りたもの。

日本語吹き替えのない古い映画がこの頃何作もレンタル屋に入荷していることがあり、「駅馬車」を見かけ、この時とばかりに借りて観た。

「駅馬車」はジョン・ウェインが一躍スターダムの座にのしあがった曰くつきの映画であり、こんなに若い頃のジョン・ウェインは初めて見た。ジョン・ウェインンの登場する映画を初めて観たのは、何という映画だったのだろうか。

「戦う幌馬車」「勇気ある追跡」を観た記憶がはっきり残っているので、その頃だったらジョン・ウェインは60歳そこそこ。

老人の域に入って何だかよたよたしているところも見受けられなくもなかったが、あるいは身長が190cmの巨体で動作に機敏性が欠けているように思えたのかもしれない。

「駅馬車」の圧巻は何といってもインディアンとの戦闘シーンである。インディアンが撃たれて馬もろともにもんどり打って転倒するところとか、また駅馬車を引っ張る6頭の馬に蹴散らされるインディアンとか、これらのシーンはさすがに迫力満点である。

ところで、ジョン・ウェインがかたき討ちをもくろんで相手と決闘にもつれこむシーン、その肝心の描写がカットされて復讐を遂げたとばかりに意気揚々に引き揚げるだけで事を済ましているのには肩すかしを食った気分だ。

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