« オペラ座の怪人 | トップページ | ヤコブへの手紙 »

ニューオーリンズ・トライアル

ニューオーリンズ・トライアル

製作年: 2003年

製作国:アメリカ

監督: ゲイリー・フレダー

出演者: 

(ニコラス・イースター) ジョン・キューザック

(ランキン・フィッチ) ジーン・ハックマン

(ウェンデル・ロー)ダスティン・ホフマン

(マーリー) レイチェル・ワイズ

「解説」はオールシネマラインより 

「ザ・ファーム/法律事務所」「ペリカン文書」など多くのヒット映画の原作者としても知られるベストセラー作家ジョン・グリシャムの『陪審評決』を基に、訴訟内容をタバコ訴訟から銃訴訟に置き換え映画化した緊迫のリーガル・サスペンス。

陪審員の取り込みを図り様々な裏工作を交え熾烈な駆け引きを展開する原告・被告側双方と、ある目的を秘めて陪審員団に潜り込むことに成功した一人の男。ひとつの民事訴訟を巡って繰り広げられる三すくみの法廷外バトルをスピーディかつスリリングに描く。

監督は「コレクター」「サウンド・オブ・サイレンス」のゲイリー・フレダー。主演はジョン・キューザック。なお、下積み時代からの親友というジーン・ハックマンとダスティン・ホフマンの記念すべき初共演が実現したことも話題に。 

ある朝、ニューオーリンズの証券会社で銃乱射事件が発生。犯人は16人を死傷させ、最後には自殺した。そして、この事件で夫を失った女性セレステが地元のベテラン弁護士ローアを雇って、犯人の使用した銃の製造メーカー、ヴィックスバーグ社を相手に民事訴訟を起こす。

2年後、いよいよ裁判が始まろうとしていた。被告側は、会社の存亡に関わるこの裁判に伝説の陪審コンサルタント、フィッチを雇い入れる。彼は早速あらゆる手段を駆使し陪審員候補者の選別に取り掛かる。やがて陪審員団が決定するが、その中には謎に包まれた男ニックも含まれていた。

Nyuorinzu

☆☆☆ 観おわってから ☆☆☆ 

先日まで「シャンハイ」という映画が公開され、ジョン・キューザックが主役を務めていました。その映画を観てこの男優に興味を持ち、DVDでニューオーリンズ・トライアルを観ました。レンタル屋で偶然に捜し当てたと言った方がいいですね。

拾い物をした感じで、とにかく映画は面白かった。一口に言えば法廷劇、そしてありきたりに連想するのが原告、被告側に立つ弁護士同士の対決。ところが、この映画はまったく違っていましたね。

まず無作為に選ばれた陪審員候補が裁判所に呼び出されます。この段階ではまだ陪審員ではないんですね。裁判所の場でさらにフルイにかけられます。つまり判事を前にして陪審員候補から裁判の臨みかた、抱負、経歴などを聞き、これを参考にして原告側、被告側の弁護士が裁判を有利に導く陪審員を判断します。

被告側、原告側の弁護士が一方でも拒否すれば陪審員からはずされます。これは知らなかったですね。そこで暗躍するのが陪審コンサルタントです。陪審員候補の身元、経歴、思想、行動などを調べ上げ、例えば被告側に利する陪審員を選別するのが陪審コンサルタントの仕事です。

被告側の陪審コンサルタントがジーン・ハックマンの演ずるフィッチ。一方、原告の弁護士はダスティン・ホフマンが演ずるウェンデル・ロー。原告側にも陪審コンサルタント的な役割をする人がいます。

ところで争う裁判は銃の乱射事件。犠牲になった夫の妻が原告です。被告は銃を乱射した当事者ではなく、銃の製造会社ヴィックスバーグ社です。この事件で敗訴になればヴィックスバーグ社は莫大な補償金を支払い、過去の事件にまで波及して行く恐れがあります。

ヴィックスバーグ社側のフィッチは最新技術や心理学などを駆使し、陪審員の選別から裏工作まで進めます。裏工作とは要するに原告側を敗訴に導くように陪審員を陰に誘導するということ。

陪審員の一人ニコラス・イースターを演ずるのがジョン・キューザックです。どうしてこのようにうまうまと陪審員の資格を得たのか、その辺は良く分かりません。ところがイースターはフィッチとは因縁の間柄。

過去にも同様の事件があり、その時はフィッチ側が勝訴し、イースターは被害者の知り合い、要するに今回臨んだ裁判は復讐が目的だったのだ。

イースターは被告側を勝訴するように陪審員の票を取りまとめることを口実にしてフィッチから大金までせしめてしまい、挙句には裁判も原告側が勝利する結果となった。ジョン・キューザックが他の陪審員に働きかけるようなことはなく、自然の流れがそうしたのだ。

« オペラ座の怪人 | トップページ | ヤコブへの手紙 »

映画・テレビ」カテゴリの記事

コメント

コメントを書く

(ウェブ上には掲載しません)

トラックバック

この記事のトラックバックURL:
http://app.f.cocolog-nifty.com/t/trackback/1392991/42776497

この記事へのトラックバック一覧です: ニューオーリンズ・トライアル:

« オペラ座の怪人 | トップページ | ヤコブへの手紙 »