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ベン・ハー

ベン・ハー

製作年: 1959年

製作国:アメリカ

監督: ウィリアム・ワイラー

出演者: 

(ジュダ=ベン・ハー) チャールトン・ヘストン

(メッサラ) スティーヴン・ボイド

(クインタス・アリウス)ジャック・ホーキンス

「作品解説」はオールシネマ オンライン映画 より 

ユダヤの豪族の息子、ベン・ハーの数奇な運命を通してローマの圧政とキリストの最期を6年半の製作期間と54億円の巨費で描いた一大スペクタクル。

些細な出来事から旧友メッサラの裏切りにあい、奴隷船送りとなったベン・ハーはそこで命を救ったローマの将軍の養子となる。束の間の安住の後再び故郷へ戻った彼は、別れた家族が獄中死したと聞かされ戦車競技に出場する事を決意する。

そこではメッサラとの宿命の対決が待っていた。あまりにも有名な戦車競技のシーンは4人の監督が演出した素材を僅かな時間に凝縮させた編集の妙に尽きる大迫力で迫る。作品、監督、主演男優、撮影等アカデミー賞史上最多の11部門受賞。

Benha

☆☆☆ 観おわってから ☆☆☆ 

「ベン・ハー」は、かれこれ3回は観ているでしょうね。3時間40分ほどの長編を改めて観たのは20年振りでしょうか。ベン・ハーって主人公の名前だったんですね。

映画が始まってから戦車競走シーンまで夢中になって観てしまいました。ここまで時間にして2時間50分。これまであまりにもの長さに散漫になりつつも観ていたのですが、今回は丁寧にあらすじを追ってみようという気持ちがあり、しかしそれを除いてもベン・ハーの身の周りに起こった出来事の激しい移り変りには釘付けになった。

エルサレムの裕福な豪族の息子ベン・ハーは、この地に赴任して来たローマ帝国の司令官メッサラに再会する。二人は幼馴染の間柄。しかし、再会後、意見の食い違いがもとでメッサラと衝突する。

ある日、エルサレムを治めることになった新総督が部隊を引き連れてローマから赴き、ベン・ハーの家の前の通りを行進する。その行列を見物していた妹が誤って屋根の瓦を落とす。

総督の乗っていた馬はわななき、その拍子に総督を振り落とす。ローマ帝国の圧政に抵抗するエルサレムの住民に手を焼いているメッサラは、それを一連の行動と結びつけてベン・ハー一家を拘束する。

事故であることは明らかなのだが、メッサラは既にこの時にはベン・ハー一家を見限っていたのである。

ベン・ハーはガレー船に奴隷として送り込まれ、母や妹は地下牢に押し込まれる。ガレ-船の漕ぎ手は戦闘中には鎖で足を繋がれ、火災にでも遭ってまかり間違えば船もろとも海のもくずと消える運命だ。

マケドニア軍との交戦中、ベン・ハーの船は火災に遭って大破し、提督とともに海に漂流する。提督は敵と刃を交わしていたはずみで海に投げ出され、咄嗟にベン・ハーが海に飛び込んで救出したのだ。

負け戦の責任をとって命を絶とうとしている提督。それを引きとめるバン・ハー。漂流中、ローマの船団に拾われるが、そこで提督の船団が勝利だったとの朗報。

ローマに凱旋する提督、その側で寄り添っているのがベン・ハー。提督は命の恩人ベン・ハーを養子に乞う。ベン・ハーは奴隷の身分から解放され、戦車競走の騎手としてローマで日々を送るが、故郷の想いは絶ち切れない。何よりも母や妹のことが気にかかる。

ベン・ハーは祖国に行くことを決意する。ふとした機会に祖国で戦車競走を開かれることを知り、仇敵のメッサラが出場するという。復讐の念に燃えるバン・ハーは戦車競走に出場することを決意し、見事にメッサラを打ち負かす。

メッサラは競争中、戦車から振り落とされて後続の馬に踏みつぶされる。瀕死に陥っているメッサラは、母や妹が生きていることをベン・ハーにもらして息を引き取る。

しかし、母や妹は入牢していた間に業病に侵されていたのだ。業病に追いやったローマが憎いとの怨念で身が悶えんばかりの日々だが、そんなベン・ハーに安息をもたらしたのがキリストとの出会い。

憎しみは憎しみを生み、争いは争いを生むだけであり、愛こそ人間を幸せに導くとの教え。人間にとって永遠の課題ですね。

キリストはローマ帝国から磔刑に処せられるが、処刑後にわかに空模様が異変する。閃光を放って雷鳴が轟き、たちまちに大雨になって大地に流れているキリストの血を洗い流す。

そして、雨に打たれていたベン・ハーの母や妹をむしばんでいた業病は見る見るうちに快癒して行くのだ。おとぎ話のような話ですが、そんなことは分かっていてもこのシーンには泣ける。信ずる者は救われる。ベン・ハーはやはり名作です。

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