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2012年9月

バビロンの陽光

製作年: 2010年

製作国:イラク、イギリス、フランス、オランダ、パレスチナ、アラブ首長国連邦、エジプト

監督:モハメド・アルダラジー

出演者: (アーメッド)   ヤッセル・タリーブ
  

       (イブラヒム)  シャーザード・フセイン
 

      (ムサ)   バシール・アルマジド

「解説」はオールシネマラインより 

イラク出身のモハメド・アルダラジー監督が、フセイン政権崩壊直後のイラクを舞台に、クルド人女性がかつて行方不明になった息子を探すため12歳の孫を連れて繰り広げる過酷な旅を、道中で出会う人々との交流と共に描くヒューマン・ロード・ムービー。

 2003年、イラク北部のクルド人地区。フセイン政権崩壊から3週間。荒涼とした大地を年老いた女性が12歳の孫アーメッドを連れだって歩いていた。それは、かつて戦地に赴いたまま行方不明となった彼女の息子を探す旅。

2人が目指すナシリヤは遥か900キロ彼方。途中、なんとかトラックをつかまえて、運転手に金を渡してバグダットまで送ってもらう。ようやくバグダットにたどり着き、今度はバスターミナルでナシリヤ行きのバスを待つ2人だったが…。

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☆☆☆ 観おわってから ☆☆☆ 

フセイン政権が崩壊して3週間後のイラク。イラクでは少数民族に属するクルド人の血を引く12歳の少年アーメッドが主人公です。戦地に駆り出されて以来、行方不明になっている父親を捜しにナシリアに向かう息子のアーメッドに祖母のムサ。

ナシリアまでは900キロに及び、交通手段はバクダッドまでが徒歩。途中で運よくトラックに拾われてバクダッドに着く。バクダッドは湾岸戦争の余燼がくすぶり、映画はここから一転してドキュメンタリー風を帯びてくる。

混乱のバクダッドからナシリアまではバスの旅。バスは故障しながらも、ようやく目的地に到着する。生きていることを信じて刑務所を訪ねるが、収容者リストには父親の名前が無い。

係の人にうながされて次に向かったのは集団墓地。ところが集団墓地というのが300箇所もあり、何十万もの身元不明者の遺骨が眠っているとのことだ。

父親の死という冷厳な事実を受け入れざるを得ない結末は哀れだが、ここまで旅の道々で戦禍で人心がすさんでいるとはいえ、クルド人のアーメッドや祖母にやさしく接するアラブの人々がいたことが救いである。

グレイティスト

製作年: 2009年

製作国:アメリカ

監督: シャナ・フェステ

出演者: ( アレン)   ピアース・ブロスナン

       (グレース )  スーザン・サランドン 

       (ローズ )   キャリー・マリガン

       (ライアン)  ジョニー・シモンズ

       (ベネット)  アーロン・ジョンソン

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☆☆☆ 観おわってから ☆☆☆ 

ピアース・ブロスナン、スーザン・サランドンなどは著名な俳優なのに、日本ではこの映画は未公開なのだそうだ。上記の二人が両親を演じ、息子のベネットが交通事故で死亡するところから映画はスタートする。

恋人ローズとの初めてのデートの日、車での帰り道に後ろからトラックに追突された。悪ふざけで道路の真ん中に車を止めてしまい、おしゃべりに夢中になったあまりの折悪しくの事故だ。

しかしローズだけは一命を取りとめ、しかも、すでにベネットの子供を身ごもっていた。一方、ベネットの死は両親や弟に癒しがたい精神的なショックをもたらし、家族の結びつきにほころびが生じていた。

そこへローズがベネットの家族のもとに訪れる。ベネットの子供を産むことを告げ、身寄りのないローズはベネットの家族と一緒に過ごすことになった。どうせならベネットと一緒に事故で死んでいたらよかったのにと陰口までたたいていたグレースも次第にローズのひたむきな息子への愛を信じるようになった。

ローズとの同居から次第にベネットの両親や弟にも変化が表われ、再び家族の絆を取り戻す。概略こんな内容の映画だったと思います。

個人的に心に残る場面は映画の結末に挿入したベネット、ローズが初めて言葉を交わす思い出のシーン。

お互いすれ違うたびに気になっていたが、ある日ベネットは思い切ってローズを見送った背後から声をかけた。その時のローズの嬉しそうな表情が実によい。それからローズはおもむろにベネットに向き合って挨拶をする。

ラストターゲット

ラストターゲット

製作年: 2010年

製作国:アメリカ

監督: アントン・コルベイン

出演者: 

(ジャック) ジョージ・クルーニー

(クララ) ヴィオランテ・プラシド

(マチルデ) テクラ・ルーテン

解説は「allcinema」から

マーティン・ブースの『暗闇の蝶』(旧題『影なき紳士』)をジョージ・クルーニー主演で映画化したクライム・サスペンス。裏社会からの引退を決意した男が、イタリアの田舎町に身を隠し、最後の仕事にとりかかる姿をストイックなタッチで描き出す。監督は「コントロール」のアントン・コルベイン。
 

スウェーデンで女といるところを何者かに襲われ間一髪のところで危機を脱したジャック。闇の仕事を生業とする彼は、イタリアの小さな町カステル・デル・モンテに身を隠すことに。

休暇にやって来たアメリカ人のカメラマンとして、神父をはじめ町の人々とも触れ合いながら静かな生活を送っていく。そんなある日、組織を介してマチルデと名乗る若い女から減音器付き狙撃ライフル制作の依頼を受ける。この仕事を最後に足を洗おうと考えるジャックだったが…。

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☆☆☆ 観おわってから ☆☆☆ 

明るいキャラクターでしか観たことのないので冷酷な殺し屋を演ずるジョージ・クルーニー

はちょっと想像がつかない

一夜を共にした女性と明くる日の早朝、雪原を散策中に何者かに狙撃されるが、危うく

難を逃れる。すぐに犯人を追って射殺をし、散歩に同伴していた女性にも銃口を向けて

射殺するという非情さだ。

この女性、現場を目撃したために犠牲になったのか、それとも犯人との一味だったのか

その辺がつまびらかではないのだが。

この冒頭のシーンから結末がハッピーエンドで終わりそうにもない予感があった

結果はやはりその通り。

派手なアクションもないし、手に汗を握るシーンもないし、ましてやクライマックスなど

を臨んでいたら大いに当てがはずれます。

ヤコブへの手紙

ヤコブへの手紙

製作年: 2009年

製作国:フィンランド

監督: クラウス・ハロ

出演者: 

(レイラ) カーリナ・ハザード

(ヤコブ牧師) ヘイッキ・ノウシアイネン

(郵便配達人)ユッカ・ケイノネン

解説は「allcinema」から

フィンランドの片田舎を舞台に、恩赦によって12年ぶりに出所し、盲目の牧師のもとで働くことになった女性が、ひたむきな牧師との交流を通して少しずつその頑なな心を解きほぐし、絶望から再生していく姿を温かな眼差しで綴る感動ドラマ。監督はフィンランドの俊英クラウス・ハロ。

 服役12年目にして突然恩赦を与えられた終身刑の女性レイラ。出所したものの身寄りのない彼女は、不本意ながらも所長に勧められた盲目のヤコブ牧師のもとで住み込みで働くことに。

」ヤコブ牧師のもとには毎日多くの相談の手紙が届けられていた。レイラの仕事は、その手紙を読み上げ、ヤコブ牧師の返事を代筆するというもの。しかし心の荒んでしまったレイラは、そんな簡単な仕事にも身が入らず、手紙の束を勝手に捨ててしまう始末。

そんなある日、毎日必ず届いていた手紙が、一通も来なくなってしまう。思いがけない事態に、自分でも意外なほど落胆してしまうヤコブ牧師だったが…。

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☆☆☆ 観おわってから ☆☆☆ 

刑務所を出所しても行くあてのないレイラは所長の薦められるままにヤコブ牧師宅に

寄寓する。そのための条件は牧師に届く手紙を読んであげること。

牧師は盲目であり、各地から寄せられる悩み事の返事もレイラが代筆する。

しかし、牧師と共に生活をしてもレイラの心は閉ざされたまま

ある事情からレイラが深い悩みを負っていることは映画の冒頭から察したが、 

さもその悩みを他人の悩みにかこつけて牧師に打ち明けることになった。

そこで最後で明らかになったのはレイラの姉がヤコブ牧師に手紙で妹レイラの

ことについて相談を持ちかけていたこと

姉が刑務所に出向いてもレイラとの面会を本人から拒否され、姉はずっとそのことで

悩み続けていたのだ。

これまで感情を表にあらわすことのなかったレイラが涙ながらに姉の手紙を読む

シーンは感動的です

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