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2012年10月

最近観た映画

※ ロストガール

製作年: 2010年

製作国:アメリカ

監督:ジェイク・スコット

出演者: 

 (ダグ・ライリー)  ジェームズ・ガンドルフィーニ

  (アリソン・マロニー)  クリステン・スチュワート

 (ロイス・ライリー)   メリッサ・レオ

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「解説」映画.COM より

「トワイライト」のクリステン・スチュワートが娼婦役に挑んだ人間ドラマ。娘を事故で失って以来、妻との関係が上手くいかなくなった中年男性ダグは、仕事でニューオリンズを訪れ、偶然立ち寄ったストリップクラブで亡き娘に似た少女マロニーと出会う。

まだ10代のマロニーが売春で生計を立てていることを知ったダグは、マロニーの家に住み込んで更生させようとするが……。巨匠リドリー・スコットの実の息子ジェイク・スコットがメガホンを取る

※恋愛社会学のススメ

製作年: 2009年

製作国:ドイツ

監督:マーレン・アーデ

出演者: ビルギット・ミニヒマイアー
       

      ラース・アイディンガー

       ニコル・マリシュカ

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「解説」映画.COM より 

カンヌ、ベルリン、ベネチアの世界3大映画祭の受賞作を中心に、各地の映画祭で話題になりながらも日本未公開だった作品を一挙上映する「三大映画祭週間2011」にて上映。

避暑地にやってきたクリスとギッティは一見すると熱愛中のカップルだったが、さらに幸せそうでうまくいっている別のカップルに出会ったことで、2人の関係が微妙に崩れていく。2009年・第59回ベルリン国際映画祭で2つの銀熊賞(女優賞・審査員賞)を受賞した。

※四月の涙

製作年: 2009年

製作国:フィンランド ドイツ ギリシァ

監督:アク・ロウヒミエス

出演者: (アーロ・ハルユラ)  サムリ・ヴァウラモ
     

      ( ミーナ・マリーン) ピヒラ・ヴィータラ
     

      (エーミル・ハレンベルグ)  エーロ・アホ

      (マルッタ) ミーナ・マーソラ

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「解説」映画.COM より   

 内戦下のフィンランドを舞台に、敵同士であるがゆえに許されない愛に葛藤する男女が辿る美しくも残酷な運命を描いた恋愛ドラマ。主演はフィンランド期待の若手、サムリ・ヴァウラモとピヒラ・ヴィータラ。監督はフィンランドの俊英、アク・ロウヒミエス。

 1918年4月、内戦末期のフィンランド。白衛軍の勝利が決定的となる中、敗走を続ける赤衛軍の女性部隊リーダー、ミーナとその仲間たちはついに捕らえられてしまう。彼らは、白衛軍兵士たちにレイプされた上、銃殺されてしまう。

ただ一人生き延びたミーナは、公平な裁判を受けさせようとする理想主義の准士官アーロによって裁判所へと護送されることに。ところが、2人の乗った船が無人島に遭難、力を合わせてのサバイバルを余儀なくされ、いつしか2人の関係にも変化が生じていく。

やがて助け出された2人は、アーロが人文主義者と信頼を寄せるエーミル判事のもとに辿り着くが…

善き人

製作年: 2008年

製作国:イギリス、ドイツ

監督:ヴィセンテ・アモリン

出演者: (ジョン・ハルダー)  ヴィゴ・モーテンセン

      (モーリス)  ジェイソン・アイザックス

  
      (アン)   ジョディ・ウィッテカー

「解説」はオールシネマラインより

 
ヒストリー・オブ・バイオレンス」「イースタン・プロミス」のヴィゴ・モーテンセンが、自身の著書をヒトラーに気に入られたばかりに、ユダヤ人との友情や善き人であろうとする己の信念との狭間で苦悩を深めていく大学教授を好演したヒューマン・ドラマ。

英国の劇作家、C・P・テイラーの舞台劇を映画化。共演にジェイソン・アイザックス、ジョディ・ウィッテカー、マーク・ストロング。監督はデビュー作となる前作「Oi ビシクレッタ」で注目を集めたブラジル在住の新鋭ヴィセンテ・アモリン。

 1930年代、ナチス台頭のドイツ。ベルリンの大学で文学を教えるジョン・ハルダーは、家族思いの善良で平凡な男。ところがある日、安楽死をテーマにした彼の小説がヒトラーに気に入られ、渋々ながらも入党せざるを得なくなる。

しかしジョンには、モーリスというユダヤ人の親友がいた。生き延びるためのやむを得ない選択ながら、モーリスへの後ろめたさに苛まれるジョン。やがて、ユダヤ人への弾圧が激しくなる中、ジョンはモーリスの国外脱出を手助けしようとするが…。

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Yokihito

☆☆☆ 観終わってから ☆☆☆ 

大学教授ジョンの安楽死を題材とした小説がナチス総統ヒトラーの目にとまる。安楽死と聞いてすぐにユダヤ人の大量虐殺のことが頭をよぎったが、見当はずれではなかった。しかし、小説のそもそもの主旨は治る見込みのない病に冒された家族を持つジョンの切羽詰まった心情を描いたもの。

ジョンはある日、ナチスの幹部に呼び出され、人道的な死についての執筆を依頼される。幹部と懇親になるにつれ、大学内での地位が高まる。初めから乗り気ではなかったが、やむを得ずナチスにも入党。

ジョンにはユダヤ人のモーリスという年来の親友がいる。ナチスはユダヤ人排斥をかかげ、モーリスは次第に身の危険を感じるようになった。だが、モーリスの切迫した心境が、ドイツ人のジョンには現実味を帯びて伝わらない。

国外脱出をはかるモーリスの手助けを一度は断ったことがその証左。ユダヤ人の迫害はますますひどくなる一方。ジョンが勇気を奮ってモーリスの国外脱出の手配をしたときには時は既に遅し。

ジョンにはナチスのユダヤ人排斥に関わる気など毛頭なく、ただ、僅かばかりの保身と家族の安寧のために時流に逆らわなかっただけ。これが、当時の善良なドイツ人の大勢だ。結果的にはナチスによるユダヤ人迫害を見て見ぬふりをしていたようなもの。

スクリーンの最後に映し出されたのが収容所で生活するユダヤ人の姿。老若男女の皆が皆、痩せこけて、そのむごさは目を覆うばかり、これが現実なのか、それとも幻影なのか、はかりかねているジョンの茫然とした姿が印象的だ。

そして、モーリスはとっくにこの世にいないのだ、と悟ったのもこの時である。


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